無料ツール

サワードウ一次発酵の時間計算ツール

一次発酵(生地を混ぜたあとの最初の発酵)は、サワードウブレッドの出来を左右する工程です。レシピに書かれた時間はあくまで目安で、生地の温度やスターターの量によって何時間も変わります。

生地の温度とスターターの割合を入力すると、一次発酵の時間の目安、時刻での計画、目指すべき膨らみがわかるので、発酵を終えるタイミングを判断できます。

室温ではなく、混ぜ終えた直後の生地そのものをスティック温度計で測ってください。

一次発酵の目安時間

目安
—
目指す膨らみ
—

一次発酵完了のサイン

  • 生地が上に表示された目標くらいまで膨らんでいる。
  • 表面がドーム状に盛り上がって少しふるふると揺れ、表面や側面に気泡が見える。
  • ふんわりと軽い感触で、容器からきれいにはがれる。

加水率100%前後の元気なスターターを前提とした、経験則による目安です。時計ではなく、生地を見て判断しましょう。

計算はすべてブラウザ内で行われます。入力した内容がどこかに送信されることはありません。

使い方

  1. 1

    生地を混ぜ終えたらすぐに、スティック温度計で生地そのものの温度を測ります。

  2. 2

    スターターまたはルヴァンの量を、レシピの粉に対する割合(スターター ÷ 粉 × 100)で入力します。

  3. 3

    必要に応じて一次発酵の開始時刻を入れると、時刻での目安が表示されます。

  4. 4

    生地を側面がまっすぐな容器に入れ、スタート時の高さに印を付けておくと、膨らみを判断しやすくなります。

  5. 5

    目安の時間帯に入ったら確認を始め、生地が目標の膨らみに達し、下記のサインが見られたら一次発酵を終えます。

計算のしくみ

パン職人が目標捏ね上げ温度を大切にするのは、自分で調整できる要素の中で、温度が発酵のスピードに最も大きく影響するからです。多くのサワードウベーカーや専門書では、約24〜26°C(75〜78°F)を目標にしています。

この計算ツールでは、経験則であることを明記したうえで、次の前提を使っています。スターター20%の生地を24°C(75°F)に置くと、一次発酵は約4〜6時間で終わり、中心となる推定値は5時間です。

スターターの割合:スターターが少ないほど一次発酵は長くなります。時間に、スターター10%なら約1.35、15%なら1.15、20%なら1、30%なら0.8を掛けます。24°Cでスターター10%なら約6.75時間、30%なら4時間です。

温度:発酵の速さは、9°C(16°F)上がるごとにおよそ2倍に、9°C下がるごとに半分になるので、時間 = 5 × スターター係数 × 2^((24 − 生地の°C) ÷ 9) となります。表示される時間帯は、この値の80%〜120%を30分単位で丸めたものです。

例:22°Cの生地にスターター15%なら 5 × 1.15 = 5.75時間で、これに 2^(2 ÷ 9) ≈ 1.17 を掛けると約6.7時間となり、約5.5〜8時間の時間帯として表示されます。

膨らみの目標は、パン作りでよく使われる経験則に従っています。生地の温度が高いほど、早めに切り上げます。成形や二次発酵(最終発酵)の間も、発酵がどんどん進むためです。

よくある質問

サワードウの一次発酵には、どのくらい時間がかかりますか?

暖かいキッチンなら約3時間、涼しいキッチンなら12時間以上かかることもあります。スターター20%前後、生地温度24〜26°C(75〜78°F)なら、4〜6時間が一般的です。決まった時間ではなく、生地の膨らみと手触りで判断しましょう。

一次発酵では、サワードウの生地をどのくらい膨らませればいいですか?

生地温度が22〜26°C(72〜78°F)程度なら、50〜75%の膨らみがよくある目標です。温度の低い生地はもう少し先の75〜100%まで膨らませてもかまいません。温度の高い生地は、成形中も発酵が速く進むので、30〜50%あたりで止めましょう。側面がまっすぐな容器を使うと、膨らみを測りやすくなります。

サワードウに最適な生地温度は?

多くのパン作りでは24〜26°C(75〜78°F)を目指します。一次発酵が数時間で扱いやすく、風味のバランスもよくなります。混ぜるときの水の温度を上げ下げして、生地をこの範囲に近づけましょう。

サワードウが過発酵になるとどうなりますか?

過発酵の生地はだれてべたつき、成形しにくくなります。アルコールのようなにおいや強い酸っぱいにおいがすることもあり、焼くと平たく、目の詰まったクラムや、ねちっとしたクラムになります。発酵が進みすぎていると感じたら、早めに成形するか、冷蔵庫に移して発酵を遅らせましょう。

冷蔵発酵は一次発酵に含まれますか?

通常は含まれません。一次発酵は常温での最初の発酵で、冷蔵庫での冷蔵発酵はふつう成形後に行います。生地は冷えていく間もゆっくり発酵を続けるので、これも暖かい環境での一次発酵を、低めの膨らみ目標で終える理由のひとつです。

ほかのサワードウ計算ツール

あわせて読みたい

Boulieブログでサワードウのガイドをすべて見る →